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ブログを書く傍ら、田舎でのんびりコンビニ店員してます。

セブンイレブンpresents紙芝居!ドミナントの効果を検証

こんにちは!蟹です☆

 

今回は当店を取り巻く環境の変化について書いていきます。

 

みなさん「ドミナント」という言葉をご存知でしょうか。

 

地域を絞って集中的に出店する戦略です。

同一商圏内で市場占有率を向上させて独占状態を目指す経営手法。

 

本部的には流通効率を上げるとともに運営コストを下げる効果があります。

なにより上納金も増えるといったところが本部最大のメリットでしょう。

 

一方で私たち加盟店にはなんのメリットもありません。

従業員さんの取り合い、お客様の取り合い、まさに共食いです。

 

下品な戦略ですよね。

 

お客様にとっては近くて便利なように感じますが、疲弊した店舗ではサービスレベルが極端に低下しますから、本部が大事にしている“心の距離”は遠くなります。

 

ではこのドミナントがどのような影響を及ぼしているか、実例を挙げてお話しします。

 

AタイプのAというお店がありました。

そこそこ繁盛していて一か月の利益は200万円ほど、そこで本部から声がかかります。

 

「A店さんのところから600mの場所に良い土地を見つけました。2店舗目やりませんか?近いから従業員さんのやりくりは困らないと思いますよ!」

とくるわけです多分。

 

オーナーさんは儲かっていますから「いっちょやってみっか!」といった具合で返事をしました。多分

 

儲かってはいましたが、土地を買ってお店を建てるだけのお金は無かったのでしょう。

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オーナーさんは土地と建物を本部に用意してもらうCタイプという契約で2店舗目を始めることにしました。

 

Cタイプは利益の5割強〜7割強を本部に収める契約です。Aタイプは上手くいけば3割で済みます。

利益を本部と分け合った後に人件費などの営業費を引きますから思ったよりも残りません。

 

Aタイプの母店から近い場所で2店舗目をCタイプで出店、これが最大の判断ミスでしょう。

 

よく誤解されるのがこれだと思います。近くに直営を建てられるのではなく、近くにCタイプを建てられるのです。

 

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ドミナントの効果を検証します

 

A店は1日の売上が10万円以上落ち、一か月の利益は70万円減りました。200万あった利益が130万です。

 

2店舗目の1日の売上は50万円ほど、一か月の利益は15万円。

 

2店合算の売上は1日40万円もプラスになっているのに、月の利益は2店舗になって55万円減ったのです。

 

その結果、利益が減ったのに人手は倍必要になったため店内体制はめちゃくちゃ。

 

OFCもお手上げです。

 

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2店舗目開店からわずか2年、ついにオーナーさんは2店舗目を手放す覚悟をします。

 

そしてその2店舗目から直線距離にして1.5㎞のところにある当店に声がかかります。

 

DM「3店舗目としてどうですか?」

 

オーナー「どうよ?」

 

私「あそこはダメだと思います」

 

オーナー「だよな」

 

私「3店舗目はもっと少ない人員で回せる設備が整ったらでいいと思います」

 

オーナー「引き継ぐならAタイプで売上80くらいのところで考えたいね」

 

実際に3km圏内にAタイプで売上80万のオーナーさんが契約更新しないという話があるんです。

 

そんな中Cタイプの売上50はさすがに手が出せません。もう1店舗やって15万円手に入る。

 

もう1店舗やる労力を考えたら15万じゃ割りに合いません。

 

無駄に増えすぎてくれたおかげで、これからこういう案件が増えるでしょう。

 

複数店経営をお考えのオーナーさんは、契約更新しない店舗を引き継ぐという手もありだと思います。

もちろんAタイプで。