この話を第4回『セブンイレブンがやめるべきこと、やるべきこと』とします。
読者のみなさんは「レジ接客研修」を受けたことはありますか?
2018年8月現在ふたつのコースがあるらしいです。
①基本コース…これは入りたての新人さん向けです。最初のトレーニングをこれで済ませられれば重宝しそうですが、現実はどうなんでしょう?
②シフトリーダーコース…こちらはベテランの従業員さん向けです。
基本コースより踏み込んだ内容になるかと思います。
一緒に参加している他店の従業員さんと話し合ったりするらしいです。
①も②も受けるにはオーナーさんがお金を払う必要があります。
研修を受ける従業員さんに払う時給、本部に払う研修費、交通費、それから研修に行く従業員さんの代わりにお店を回すための人手も確保しなければなりません。
オーナーさんも同席することを求められるので、オーナーさんの代わりにお店を回す人員を確保する必要もあります。
ここまでのマイナス要素をお店が負担してまで受けさせる価値があるのか。
といったところになると思います。
②に関してはオーナーさん、店長さん、マネージャーが中心となってお店でミーティングをした方が有意義かもしれません。
ということで私がレジ研に求めること
①に関してはド新人さんを行かせて、帰ってきたら日常のレジ業務を問題なくこなせるレベルになっていること。
贅沢は言わないこれだけでいい。本点検や売上日報作成なんかは、できなくてもよしとします。
FF提供、鮮度管理、レジ予約業務全般、COMB取り扱い、チケット関係全般、サッカーくじ全般、マルチコピー機の全機能把握、宅急便、nanaco再発行等、商品券、各種クーポン、ネットの支払い、返品関係、備品交換(レシート、発券機、マルチコピー写真用紙、マルチコピートナー、FF鮮度管理用紙と刃)まだあるかもしれませんが、このあたりを完璧にできる状態になればOKとします。
これだけでも2万近くのお店がこぞって手を上げるんじゃないでしょうか。
新人のトレーニングを任せられるんだから。
回すのがいっぱいいっぱいのお店では新人教育に割ける時間は限られていて、OJT()のような形でひとり立ちさせられて低質なコンビニ店員さんが量産されているのが現状だと思います。
②に関してはオーナー研修と同じ内容を実施すること
オーナー、履行補助者になるためには、もれなくこの研修を受けなくてはなりません。
受けるだけでは駄目で
一定水準に達する研修成績を持って研修プログラムの全過程を修了し、本部から【適格者として認定】された場合において、セブンイレブン店を経営することができる加盟資格を認められます。
オーナー研修の具体的な内容は、受けるまでのお楽しみと言う事で。
スケジュール
1週間(5日)座学
1週間(5日)現場
の2週間で修了となります。
最初の1週間は多摩にある研修センターです。
テストは3日目と5日目に実施。
全国各地から集まった猛者達と日中の勉強だけでなく、寝るまでの時間をともにします。
お風呂もあるよ。
ランチもディナーもみんなと一緒。朝食もそうだったかな?
打ち解けられないと、ぼっちで食べる事になります。
わたしも2日間はひとりで食べました。
しかし昼食後や夕食後に喫煙者はラウンジに集まるため、初日から仲よくなれていました。
やはりオーナークラスはコミュ力が高い。
夜はそこでお酒を飲んだりしながら自分のとこの店はああなんだ、そっちはどんなだって大盛り上がり。
各店の店長、オーナークラスが集まっているだけあって話の内容が濃い。
とても有意義な時間でした。
夜はもちろん多摩の街に繰り出しますが、門限が22時までというなんともいただけない時間設定。
カラオケに行っている人がいたかな?私はタリーズで我慢しました。
出ようと思ったのは最初だけで後はずっとみんなで楽しく過ごしました。
ひとり一部屋(男性は和室、女性は洋室ベッド)なんだけど、何人かで一部屋に集まってDVD観たりしたね。
なぜかDVDを持ってきていた長身の彼。
関西率が高く3日目には私もネイティブな関西弁をペラペラと喋っていました。
おっと2日分も脱線してしまいました。
初日わたしの前の席に座った人の面白い話もまだしてないのに。
とにかくシフトリーダーコースはオーナー研修の1週間目と同じ内容を5回に分けて受ける形にしたらいいと思います。
いや研修に行ったらいいよ。
とっても楽しいから。