こちらの記事の続きになります。
「焼きそばパン3週間、毎日30個お約束していただきたい」
恐怖の説明会が終わった後しばらくの間、会場では集まったお店のオーナーさんと店長さんが頭を抱えていました。
今回のお話の主人公である6番人気のお店さんも同様に悩んだそうです。
しかし会場を出て帰路に就くころ、店長さんにはひとつの勝ち筋が見えていました。
「この方法でやるしかない」と店長
「やらなきゃ意味ないよ」とオーナー
は言わなかったそうですが
「いいよ、それでいこう」と快諾。
1つ目のポイントは「陳列場所」
普段通りでは目を引かない、必要なのは特別感。
ここ普段は催事だったり一番くじだったりを陳列する、エンドゴンドラと呼ばれる場所。
このゴンドラをまるごと撤去してしまいます。
えっ? ですよね。
そしてあえてここに平台を置く。
平台はレジ前だったり、アイスケースの横にあったりするのが「普通」ですよね。
そこに今週の新商品なんかをドーン!と展開するのがセオリーなんですが、残念ながらお客様はそれに慣れてしまっているんです。
そして2つ目は手書きPOPです。
これをすべての買い物かごの中に貼りました。
注目してほしいのはキラーフレーズです。
「日本全国で10店舗限定販売」
セブンイレブンは全国に2万店あります。明治の求人倍率には及びませんがそれに近い希少性をアピールできています。松潤をCMに使うくらいですからね相当ですよ明治は。
正直ドミナント(集中出店)の恩恵って、我々にはこれくらいしか無いのです。その他大勢となる他店との差別化。
「テスト販売でこれはルール違反だ」なんて言わないでください。
近隣にガンガンセブンイレブンを建ててくる本部のほうがよっぽどルール違反だ
3つ目はトドメになります。
これ時間が無かったからデザインが微妙なんです。
「全国10店舗だけで販売中の幻の焼きそばパンあります」
小保方さんにはここで登場してほしかったですね。
こののぼりオーダーメイドです。1本3,000円もしたの。
これをお店の外にも1本立てました。
さあゲームの始まりです
上位5店舗に勝負を挑む6番目のお店の運命は?
焼きそばパン完結編はこちら↓