皆さんのお店には「トイレ清掃チェック表」なるものはありますか?
今回はこの紙切れ1枚から、人手不足に対応する時短術まで話を膨らませていきたいと思います。
まずは恒例の本部から推奨されている
「トイレ清掃チェック表」を確認。
こんな感じのケースに入れて管理します。
2日でA6用紙1枚使用していきます。
A3用紙1枚で16日分。
A3用紙23枚で1年分。
本部の用意したコレをこのまま使う事のどこが問題なのかというと
- 2日に1回、紙の入れ替えが発生する。本部推奨はA6のカードケースを使用した入れ替え方式を採用しているため、ストックの場所にもよるが少なく見積もっても入れ替えに1分はかかる。年間180分(3時間)この作業に要していることになる。
- コピーした紙のカット代(時間)がかかる。A3→A6で5回カット×23=年間115回のカット作業。
これを
A5で10日分のフォーム&バインダーに変更。
すると
- 10日に1回の入れ替えに作業回数を削減。ストックは常にバインダーにある為、使い終わった紙を外すだけ。所要時間5秒(年間37回=3分)。年間177分の削減。
- A3→A5で3回カット×9=年27回カット。年間88回カット作業削減。
こんな簡単な改善でこの差。
たかがトイレ清掃チェック表です。
たかが紙切れ1枚の話です。
この手の無駄の恐ろしいところは
「この作業はこの方法で行い、これだけ時間がかかるものなのだ。」
という固定観念が出来上がってしまっているところ。
今当たり前にやっている事はベストじゃないと思った方がいい。
どんな小さな事でも無駄を省いて改善を重ねていきます。
仕組みはしっかり作ってあげれば、以後ずーっと効果を生み続けてくれる。
そして本来時間をかけたい仕事に時間を使えるようになり、それが省人化に繋がって少数精鋭でお店を回していく助けになります。
このような切り口で考える事も、人手不足を解消する為のひとつの手段になるんじゃないかな?
これだけでは年間約3時間の人件費削減と88回のカット作業の削減にしかなりません。
これをいくつ見つけられるかが鍵です。
さらに良さそうな物をネットで見つけました。
A4をそのまま使う潔さで、月1枚にまとめています。
次は当店もこの形にしようかな。
この形って、私がアベシするって事じゃないよ。
カット無し、年12回の入れ替えだけってお洒落。
近いうちにこれの応用編、「温度管理表を最終形態に進化させた話」を予定しています。
これはちょっと自信あります。
次の話題はこちら↓